司法試験合格者が日商簿記1級試験合格を目指すブログ

司法試験に合格している筆者が独学で日商簿記1級の合格を目指して勉強した内容を記録していくブログです。

今後の予定とやるべきこと

総勉強時間が200時間を超え、商会は簿記の教科書と問題集を2回し、工原はスッキリの問題を3回しして、全範囲についてある程度身に付いてきた。

過去問を解いてみても、ある程度戦える状態であり、特に工原については十分な戦力である。

当初の予定では、今後は1日のうち、片方は過去問、もう片方はテキスト問題集の復習と考えていたが、それだと過去問を1回しするまでに時間がかかる。

思ったよりも力がついているし、ちょうど夏休みに入ったし、来月は仕事が多少忙しくなりそうだし、ということで今月一気に過去問14回分を解いてしまうことにする。

これにより足りない部分や合格を確実にするために必要なことを早期に洗い出し、今後の復習に役立てる。

過去問の出来具合にもよるが、過去問を一通り解き終えたら、テキスト問題集過去問の復習をするとともに、網羅型を解いてスピードと応用力を鍛えたい。10月以降は当てる問題集をやっておくことになるだろう。直前には一度どこかの公開模試を会場で受けて本番の雰囲気や手続、時間配分を確認するようにしたい。一度経験しておくのとそうでないのとでは本番での余裕度が違う。

 

あと、過去問解いたあとは、商会、工原ともに理論(というか会計基準)をもう少しやりたいと思っている。結局のところテキストは会計基準に基づいて書かれており、法律でいうところの条文なので、一次資料に当たることで理解が深まると思っている。過去問では確実に理論問題が出ており、それで何点も落とすのはもったいない。何十分かけて当期純利益法人税等調整額、正味現在価値の数字をきちんと合わせても1-2点、数十秒でできる語句の穴埋めも1-2点である。点数に対する費用対効果という点でも理論対策をすることはむしろ合理的である。理論問題にかける時間を減らせれば、計算問題により多くの時間がかけられ、ミスを減らすことも可能だ。

商会の会計基準は色々なものがあって手に入れるのが面倒なので後回しにするが、原価計算基準は1つしかないし分量も少ないので早速印刷してみた。さっと流し読んでみたが普通に読めるし面白い。

商会については会計基準の載っている理論のテキストでも買ってみようか。今のところTACの税理士試験の財務諸表論の理論の教科書&問題集がよさそうに見えるが改訂版が近いうちに出るそうなのでそれが出るまでは待つことにして、空いた時間でパブロフアプリでもやっていこう。

65日目

【勉強時間】

3:30-7:30 4時間

総時間数 220時間

 

【勉強内容】

そういえば、13日の日曜に過去問演習を開始したときから間違いノートの作成を始めた。

形式的ミスや内容の不理解や勘違いなどについて箇条書きで書いていくもの。

2級のときにも作っており、本番開始直前に見返したのはこれだった。試験でミスを減らすだけでおそらく2点以上は違うので、役に立つことだろう。

 

◯商会過去問144回

36点/50(17 19)1h55(1h15 40)

商業がだいぶ時間オーバーだがまだ時間内に解くことに重きを置く段階ではないのでそれほど問題ない。商会ともかなり処理量が多く、過去問集の解説によると「ここ数年で最も難問」という評価なようだ。ということはこれが時間内に解けるようになれば問題ないということか。

問題を解くスピードというのは本番レベルの総合問題をそれなりの数解いていけば慣れるので大丈夫だろう。

退職給付の問題は全滅だった。未認識過去勤務費用の残高が貸方になっていることの確認もれ。これは気をつける必要があるな。

商業の方はやはり前TBの数字を足し忘れたり、売上原価から積送品の期末分を引き忘れたりといったミスがあった。

商工会議所の公表している出題の意図を読んでみたが、求められていることのレベルは高い。これくらいできてほしいし、そのための勉強をしてほしい、小手先の勉強はやめてほしいというメッセージが節々に表れている。出題の意図は過去問分析のツールとしては最も優れたものであり、今後も公表されているものについてはきちんと確認していきたい。

 

144回の合計点も76点で合格点には達しているようだ。

これまで普通にTACの市販のテキストと問題集とよくわからない部分をネットで調べるくらいのことしかしていないが、内容をきちんと押さえていけばきちんと合格レベルに達することができるような内容になっているということだ。TACの回し者でもなんでもないがさすがだとしか言いようがない。

独学者にとってテキストへの信頼感を持てるのは非常に助かる。

 

◯商会問題集3復習CH8-10、教科書3応用論点

これで商会問題集も2回し終了。

応用は144回過去問で出ていた為替予約の独立処理とか連結退職給付債務とか。ちゃんと理解しようとすると結構大変そうなのでおいおいやっていこう。

 

◯工原スッキリ1復習

材料費、労務費、経費、非原価費用の分類

2級のときからやってるけどようやく常識になってきた。

1000PV突破した件

日々の簿記の勉強を記載しているだけで何の面白みもない当ブログですが開設から1ヶ月半で1000PVを超えました。

簿記1級の勉強に興味ある方は意外といるものですね。

アクセスがあることは多少なりともブログや簿記の勉強を続けることのモチベーション維持につながっており、ありがたいと思っています。

このブログを見ていただく意味が少しでもあればいいなとは思いますが、これからも日々の勉強記録を淡々と記載することを続けていきます。

64日目

【勉強時間】

3:30-7:30 4時間

総時間数 216時間

 

【勉強内容】

◯工原過去問144回

40/50(20 20)1h30(見直し15分含む)

標準原価計算と設備投資、事業部間の原価分担の話。そんなに難しくなかったが、わからないところもちゃんと空欄を埋めとくこと。

材料受入価格差異の配付方法を忘れていた。数量差異にも配付すること、その場合にはkgなどの単位を合わせること、数量差異は受入価格差異配布後の差異を配付すること。

正味現在価値が高い方が内部利益率も高いと思いこんでいたが、そうではない場合もあることが分かって面白かった。

 

◯商会問題集3復習CH5-7

連結の総合問題は進歩は見られるがやはり計算ミスして貸借が合わない。次こそ合わせたい。

外貨換算はその他有価証券の外貨建社債の処理がよくわかってなかった。その他有価証券なので償却原価ではなく期末の時価で期末レートで評価すること。そして取得原価に利息調整額を加えて償却原価を出し、これとの差額がその他有価証券評価差額金となると。場合によっては為替差損益分と時価の変動分を区別することもあると。

満期保有社債とは処理が違うので注意。

63日目

【勉強時間】

3:30-7:00 3.5時間

総時間数 212時間

 

【勉強内容】

◯商会問題集3復習CH1-4、教科書3応用論点読み

全部解けるようになっている。よしよし。

連結は得意分野にしてしまいたい。

今日やったので面白かったのは、連結においては退職給付の表示方法が変わってくるわけで、未認識差異がその他包括利益に入ってくる。その後は毎年償却していくわけだが、先にマイナスで計上したときにはその後はプラスで毎年償却していくという。

どちらかというと連結時の処理の方がやってることが見えるのでわかりやすい気がする。

 

◯工原スッキリ5復習、応用問題

ようやく終了。キャッシュフロー計算はどっかで計算ミスしてるのが辛い。今後の演習で正確かつ早く解く練習をしていこう。

62日目

【勉強時間】

4:30-7:30 9:00-12:00 6時間

総時間数 208.5時間

 

【勉強内容】

◯過去問132回

初めての過去問なので、自信をつけたいと思い、ここ数年で最も合格率の高い12.86%の回の過去問を選んでみた。

結果75点!(16 15 24 20)

商会1h50 工原1h

会計学の負ののれんの定義等の書き方で減点されて点がないとしても71点。

無事合格!これにて簿記一級ブログ終了!お疲れ様でした。

 

といきたいとこではあるがそうはいかない。全体的に簡単だったのだがポロポロケアレスミスがあり4点くらい損してそう。また、会計学の理論問題についてはテコ入れが必要だ。

商会の時間もだいぶかかっており、その原因は商業で前TBにリース資産の価額が書いてあるのに、自分で計算して無駄な時間を過ごしてしまったことだ。

難しい回でも合格できるように、より精度を上げていこう。

いずれにしてもこの結果は自信になるし、やってきたことは間違ってなかったと思える。引き続き基本の習得をしていくとともに、理論や応用論点も少しずつやっていこう。

 

◯商会教科書2応用論点

固定資産の減耗償却、証券化、リース資産貸手の処理など

このあたりは色々面白いので仕訳もできるようになっていきたい。

 

◯工原スッキリ5復習と応用問題

応用問題というか面倒問題が多くげんなりしている。計算量が多い。

 

61日目

【勉強時間】

3:30-7:30 9:00-12:00 7時間

総時間数 202.5時間

 

いつの間にか200時間を超えた。朝早く起きてきた子供の世話をしてる時間も含まれてることがあるので正味はもう少し少ないかもしれないが、机に向かうために取った時間という意味ではこんなもんかと。

確実な合格レベルまでは更に200時間くらい積む必要があるかな。これからは実戦形式の問題演習なので勉強時間自体は増えていくだろうが、意味のある時間にできるよう、問題の見極めはきちんとしていきたい。

 

【勉強内容】

◯商会問題集3CH8-10 教科書3該当部分復習

キャッシュフロー計算書、包括利益(問題集3終了)

まあまあ解ける。これにて問題集3も終了。

キャッシュフロー計算書の間接法において、貸倒引当金の増減額だけ調整して、貸倒引当金繰入額や貸倒損失分を考慮しないのは、その必要がないから。試しにやってみると見事に相殺されたのであとは記憶しとけばよい。

まあ原理は売上債権の調整と同じか。

 

◯工原スッキリ3、4、5復習と応用問題、5は途中まで

スッキリ4の直接原価計算の応用問題はかなり面倒だった。累加法の工程別総合原価計算で材料3つ投入で全部原価計算と直接原価計算のPL作らせて、更にころがし法の固定費調整。

見事に途中で計算ミス。過去問ではどれくらいの難易度が問われてるのだろうか。

 

まだ商会問題集3の復習や工原スッキリ5の応用問題は終わってないけど、とりあえず明日は試しに過去問を一回分全部時間計ってやってみよう。現時点では時間内に解くこと自体にはこだわらないが点数や正確性にはこだわりたい。