司法試験合格者が日商簿記1級試験合格を目指すブログ

司法試験に合格している筆者が独学で日商簿記1級の合格を目指して勉強した内容を記録していくブログです。

勉強計画の立て方

受験がうまくいくかどうかの7割くらいは勉強の正しい方向性を見定めた上で計画を立てることとそれをきちんとこなすことで構成されている、というのが私のこれまでの人生の経験則だ。

どの予備校を選ぶか、どの講師に習うか、どのテキストを使うかなど、合格を決める上では1割程度の役割でしかないと思う。正しい方向性を示してくれるのと、メリハリ付けをしてくれることがそれらのメリットだと思う。

あとの2割は本番で力を出すことと時の運だとと思う。

どの試験においても、重要なことは、基本的知識や文脈の理解であって、それを身に付けるのは反復練習のみである。

大学受験、司法試験、TOEFL、簿記2級などの受験をしてきたが、準備がきちんと出来ていればうまくいったし、そうでなければうまくいかなかった。準備ができたかどうかというのは、その試験に見合った理解、記憶をし、必要な問題演習と反復練習が出来たかどうかということである。 

そして、そのための時間をきちんと確保した上で、着実に実行していくことが必要である。

 

学生時代は、いつでも勉強できたし、ずっと勉強することだって可能だった。社会人になり家庭を持つと、仕事や家庭の予定があるので、思うように勉強時間を確保できない。集中力や体力も続かない面があると思う。

それを解決するのが、私の場合、朝練である。

朝であれば他の予定に左右されずに、ほぼコンスタントな勉強時間を確保できる。頭がクリアなうちに集中してできる。まあ、それでも子供が早く起きてくるとうまく進まないし、前日に飲んでいると理解力は大幅に落ちるけど。

こうして確保したコンスタントな勉強時間でできる1日の勉強量を把握するとともに、中期的な視野で計画を立てる。例えば、今月中に問題集を1回終わらせるとか、8月からは過去問をやるとか。そこから逆算して、1日に必要な勉強量を計算することも必要だ。(もちろん、その前提として、長期的な目標があり、それまでに何をしている必要があるかは決めておく必要があるが。今回の場合であれば、11月の試験に受かるために、テキストや問題集をやりきる必要がある、ということ。)

私の場合、当初、1日2時間くらいを見込んでいたが、最近は3〜4時間確保しているのは、それくらいの量を確保しないと到底終わらないから。

その上で、1日1日の勉強計画を2週間くらい先まで立てていく。今日は商会教科書3のCH5、明日はCH6、明後日はCH7-8、という具合だ。

商会と工原はできるだけどちらにも毎日触れていたいので、両方について計画を立てる。

ただ、想定していたよりも時間がかかって思うように進まないこともある。そんなときは計画を微修正していく。週末に遅れを取り戻せるようであれば取り戻すが、大抵は取り戻せない。

計画の修正は躊躇なく行う。

また、先に進めることだけを考えて理解や記憶をないがしろにするのは本末転倒だ。進めながら、このあたりで復習の期間を入れた方がいいと思えば、進行を遅らせてでも復習を入れる。

計画は計画であり、多少の遅れはしょうがない。大事なのは途中で投げ出さないこと。

試験勉強というのは淡々と進めるしかないのだ。

モチベーションを維持する方法というのはない。自分でやると決めて自分でやるしかないのだからやるだけなのだ。

最近はむしろ一日中勉強ができないことにストレスを感じているくらい、勉強がしたいとまで思っている。それくらいのフラストレーションを感じながら、もっと勉強したいと思いながら、勉強していく方が継続するにはいいのかもしれない。