司法試験合格者が日商簿記1級試験合格を目指すブログ

司法試験に合格している筆者が独学で日商簿記1級の合格を目指して勉強した内容を記録していくブログです。

会計士試験過去問チャレンジ②

H29論文試験会計学午後(財務会計論)を2日に分けて解いてみた。時間は制限時間の3時間では解けず3時間20分まで粘った。

第3問は基礎的、第4問は理論、第5問は応用、という構成らしく、実際、第3問は満点近く、第4問は3割くらい、第5問は4割くらいの正答率で、点数にすると全体で5割くらいに見える。なお、論述の点数はTACと大原の解答を見て、求められる要素が入ってるかそうでないかで厳しめには判断しているつもりなのだが、実際にそれだけ取れてるかは知らない。

理論問題については典型論点とされるものについても満足に書けていないものがあり、会計士試験を受けるとすると、理論についてきちんと時間を取って勉強するべきだと感じる。各種会計基準についてもまともに読み込むべきだろう。多分予備校生は会計基準とかほとんど原文を読まないんじゃないかと思うが、独学生としてはこれと基本書をベースにするしかないように思う。多分会計基準全部印刷して本一冊分くらいだろうからそんなに大量だとも思われない。

あと第5問の連結はだいぶ難しく感じたので、連結については、簿記1級レベルよりもっと踏み込んだ勉強が必要だろう。

現場思考型とされる問題の方が出来がいいので、多分周りが準備できてない問題が出た方が食らいつけそうな気がする。

財務会計管理会計に比べると簿記1級から必要な項目が結構増えている印象を受ける。

それにしてもTACも大原も解説にちょこちょこ「うちの答練で出してますからみなさん出来たと思います。」「ほとんどやってないのでできなくても問題ありません。」みたいなセリフが入ってくるんだけど、これ信じていいのかね。

会計士試験の出題の趣旨はあんまり詳しく書いてくれてないので、出題の意図が分かりにくい。

それで、試験対策としては、予備校が答練や模試に出したかそうでないかを基準にして、他の受験生よりも沈まないようにするというのが大事なんだろう。論文は3割受かる試験みたいなので、沈まない答案を揃えれば自然とその中には入るんじゃないか。試験を出す側がそれでいいと思ってるのかどうかは知る由もないが。

ちなみに、論述の解答については大原の質の方がいいように思える。大原のものは日本語として問に対する答えになっている。

 

簿記の理論対策プラスアルファと、あと監査論と租税法ができるようになればいいのか。どちらも法律っぽさがあるのでそんなに抵抗なさそうだけど。どうするかもう少し情報集めて考えます。