司法試験合格者が日商簿記1級試験合格を目指すブログ

司法試験に合格している筆者が独学で日商簿記1級の合格を目指して勉強した内容を記録していくブログです。

178日目(149回1級当日)

受けてきた。

朝はいつもどおり早く起きて、いつもどおり電卓練習と問題演習をやっていった。商会問題集3の連結総合問題をやった。利益剰余金の出し方について確認した。まさかこれが商簿の問題になるとは。

試験前は教科書3の企業結合と間違いノートを見直した。

 

試験内容だが、きちんと連結まで勉強してきた人にとっては、例年に比べると簡単だったのではないか。ちなみに、まだ解答速報を見ていないので、大間違いをかましている可能性もあり、完全に今の主観的な出来具合で書いている。

 

商会も工原も1時間で終わってしまい、自分の解答を問題用紙に全部書き写すことができてしまった。

商会については、朝練習した連結総合問題と、昨日まとめて練習した退職給付がばっちりハマってくれた。会計の第3問は企業結合かと思いきやメインは減損会計で面白かった。

商簿については貸借がばっちり合ってくれたので満点だと思った。

 

商会を終え、商会は簡単だと思ったので工原は難しいのが来るだろうと予想した。

そしたら工簿は悪夢の140回を思い出す本社工場会計。問題を見た瞬間、思わず苦笑い。足切りの恐怖を感じる。

原計は活動基準原価計算。原計が解きやすそうだったので先に解く。あまり見慣れない問題ではあるが簡単だと思った。

工簿に入って問題をよく読むと、140回よりは断然取り組みやすい。点を取れるように配慮してくれている。

工場と全体の損益の計算はこれでいいかはっきりしなかったが、何度も見直して、自分の出せる力の範囲では間違いなさそうだったのでよしとした。

 

 

前回が難しすぎたのを日商側が反省したのかとても素直な解きやすい問題ばかりを揃えてくれた。これでは逆に差がつかず、難問に傾斜配点がいくかもと思うが、よく考えたらきちんと実力の反映される問題のように思う。

商簿の連結を全体的にきちんと調整してきてる人はそんなにいないだろうから、得点はうまい具合に分散するのかも。商簿の問題自体は、連結財務諸表全体についてきちんと理解して問題演習してきたかを問う非常に良い問題だと思っている。会計学減損損失にしても、のれんを配布する問題をやってきたのは当然にしても、このように企業結合のところから問うてくる問題は本質を突いていていい問題のように思うし、理解が問われるところだと思う。

工簿についても形式面で諦めた人は少なくないだろうし、前TBの数字から消費量や時間差異を求めるのも理解が必要だ。原計は活動基準原価計算を分かっていないと最初から解けない。

こう考えてみると、きちんとした勉強をしてきたかどうかできちんと差がつく問題になっており、今まで解いた簿記の問題の中で一番の良問だと思う。

ここまで書いといて不出来だと恥ずかしいが、試験直後の素直な感想をあえて書いてみた。