司法試験合格者が日商簿記1級試験合格を目指すブログ

司法試験に合格している筆者が独学で日商簿記1級の合格を目指して勉強した内容を記録していくブログです。

今後の予定

過去問に着手してからちょうど1カ月が経過し、途中仕事で全く手がつけられない時期もありつつ、ようやく過去問14回分が一通り解き終わった。

気付けば本番まであと2ヶ月だ。再度今後の予定を練り直す。

現状の実力としては、過去問14回中11回が合格点に達しており、ちゃんと時間どおりに解けるようになった上で、運が悪くなければ合格できるようだ。

もっとも、商会では、14回中4回において30点を切っており、35点を超えたのは7回のみである。はっきり言って工原頼みであり、工原を失敗したときのリスクが大きい。

合格を確実にするために必要なことは何か。

点数が伸びていない回の原因としては、解ける論点について計算ミスをしている、あやふやな論点でよくわからない処理をしている、身に付いていない応用論点がある、理論問題でポロポロ落としている、というのが挙げられる。

簿記の教科書で応用論点として挙げられているもののなかにも、過去問で何回も聞かれているものや、比較的身につけやすいものがあり、それらについては身に付ける必要がある。

また、理論問題については落とすのがもったいないものがたくさんあるので、これらについては別途対策をする必要がある。

 

そこで、今後1ヶ月の方針としては、

 

商会については、平日に、教科書と問題集と過去問の復習、応用論点の音声吹込み、理論対策のテキスト読みと暗記

工原については、平日に、スッキリと過去問の復習、原価計算基準の素読と音声吹込み

演習として、週末は、網羅型の演習

 

をやっていくことにしよう。

網羅型を週に2回分やれれば、8回分あるので、1ヶ月で解き終わることができる。そうすると、遅くとも10月中旬までには一回しして、本番1ヶ月前を迎えることができそうだ。網羅型の演習についてはスピード重視で、どんなに計算量が多かろうが妥協なしで制限時間を守ることにする。計算量が多い問題が結構あるようなので、スピードについてはこれまでのやり方を壊して作り直すことも必要だろう。

10年以上前のことになるが、旧司法試験の択一試験のときは、スピードを上げて正確性も落とさない訓練を積んで、最終的には3時間半の制限時間のうち2時間半で一通り解けるようになり、本番でも9割正答するに至っていた。スピードを上げることを意識して練習してそうなった成功体験があることは試験勉強をする上で有利に働くだろう。

正直、現在の解き方では同じ部分を3回くらい電卓打っていることがあるので、その回数を減らすだけで早くはなるだろうが、その分正確性が落ちてしまうだろう。どうすべきだろうか。勇気をもって電卓のたたき直しをしない、するとしても、その問題を間違うと以降の問題が全部間違いになるような問題だけにするとか。その分一回一回の電卓を正確に打つようにするとか。

最終的には既視の過去問であれば商会1時間、工原45分くらいで解けるようになりたい。人間そのスピードでやらなければいけないとなれば大概それに合わせた力が出るようになっていくものだ。

網羅型まで演習が済んだ段階で、直近の過去問である146回をやることにしたい。

そこまでの到達状況で、残り1ヶ月の方針を立てることにする。とりあえず予備校の模試は1つだけ申し込んでおいた。本番と同じ形式で解く経験をするのが目的。

 

あくまでも一番重要なのは今あるテキストと問題集と過去問を完璧にすることだ。

そのほかにやることはどちらかというと、これらの完成のために他の角度から論点を見て理解を深めることや試験対策のテクニックを身に付けることにあるのだろう。

そして、あまり枝葉末節にこだわるのはよろしくなく、詰め込みと記憶に頼ると、試験中思い出すことに頭がいって考えることをしなくなる。そうすると、その問題特有の事情に目がいかなくなるので注意が必要だ。