司法試験合格者が日商簿記1級試験合格を目指すブログ

司法試験に合格している筆者が独学で日商簿記1級の合格を目指して勉強した内容を記録していくブログです。

会計士試験過去問チャレンジ①

簿記1級受験後の1週間は、理論対策に買ったはいいがほったらかしにしていた税理士の財務諸表論の理論のテキストを、毎日1時間程度読んでみたりしていた。

しかし、せっかく簿記に関する知識や感覚のピークを迎えているところなので、会計士の過去問をやったらどれくらい取れるのか試してみることにした。これでそれなりに戦えるようであれば、会計士試験の勉強をしてもいいのではないかと思った。で、

H29会計士論文試験の会計学の午前(簿記でいう工原の分野)

を解いてみた。

短答を解かないのは、もし受けるとすれば短答は免除されて論文からの受験になるから。

 

問題と解答用紙と解答はネットで無料で手に入った。

問題は補助部門の配布、原価差異、投資案、振替価格という4問構成であったが、そんなに難しいとは感じず、2時間という制限時間内に解ききれた。

TACの解答例には特に配点は載っていないが、計算はほとんど合っているし、記述式も必要な部分はだいたい書けていて、8割くらいは点が取れているように見える。

TACの講評を読むと、全体で40-45パーセントとれてれば合格ラインらしい。そんなんでいいの?論文の合格率は3割以上なので、そんなに高い競争率ではないのかも。

解答の中に、標準原価計算で正常仕損分を標準原価に入れておくことのメリットについて、目標が達成しやすくなってみんなのモチベーションが上がるとか書いてあるんだけどそんなんでいいのか?原価計算が簡略化されて迅速に報告できるとかの方がそれらしいと思うけど。

工原はこんなもんかという感じなので、明日明後日で会計学午後(商会の分野)を解いてみたい。

工原に関しては、今回の問題であれば、もう少し原価計算基準を読み込むのと、基本書的な理論の本を一冊読んで、会計学らしい文章を書く練習をすれば十分じゃないかと思った。

 

会計士試験では修正ペンや修正テープを使って解答の修正をするというのが面白い。司法試験は二重線で消していた。